同じ平野区でも地域によって歴史が違います!!
歴史を知ったうえで物件周辺の街並みを見るのも面白いですね♪
加美 ~活気ある工場が立地するまち~
加美地域は平野区のなかで最も工場の多い地域です。正覚寺集落、鞍作集落を中心に形成された市街地を囲むように、耕地整理された整然とした区画が形成され、城東貨物線・旧竜華操車場周辺に工場のあるまちが広がっています。町工場も多く立地し、いきいきとした産業の営みが身近に感じられるまちです。 一方、旧集落に足を踏み入れると、そこにはお寺や地蔵堂など歴史の面影の残る静かな空間が存在し、まるで別世界のようです。 また、まちの東側には農地も残っていますが、近年大きなマンションや建売住宅も増え、日々まちが変化している感があります。 現在、城東貨物線を利用した大阪外環状線の整備が予定されており、これからも変化し続けることが予想されています。
平野 ~環濠集落から発展したおもろいまち~
平野地域は平野区の中央部に位置し、区役所、保健センター、郵便局などの公共施設や商店街、大型店舗などが立地する利便性の高い地域です。東西に交通量の多い国道25号や柴谷平野線(南港通)が通っています。また、区内で公営住宅が最も少ない地域で最も高齢化が進んでいるまちでもあります。 平野地域は江戸時代初期の町割を継承する旧平野郷町とそれをとりまく土地区画整理事業により整備された市街地から成り立っており、旧平野郷ゆかりの名所旧跡も数多く存在しています。旧平野郷のまちなみについては、江戸初期の古い家から始まって、各時代に立てられた家々が軒を並べて独特の雰囲気を醸し出しています。
喜連 ~過去と未来が交錯するまち~
喜連地域は、旧喜連郷の面影を残す旧集落と新興住宅地によって構成された独特の個性を持つまちです。 まちの中央を大阪内環状線および阪神高速大阪松原線が南北に貫いており、大きくは東西に分かれています。地区内には地下鉄谷町線喜連瓜破駅、出戸駅が立地し、喜連東5丁目には出戸バスターミナルもあります。また、喜連瓜破駅周辺には商業施設や公共施設の集積がみられ、交通利便性、生活利便性ともに高いまちです。市営住宅などの公営住宅の多い地域ですが、最近は建て替えが進みカラフルな高層住宅も増えてきました。整備中の都市計画道路平野瓜破線周辺には農地も残り、現在もまちの変化が進行中です。
瓜破 ~大和川の流れる歴史のまち~
瓜破地域は、平野区の南西部に位置し、南側の一部は大和川対岸の松原市側に位置しています。 大和川の広々とした空間は、瓜破東地域にある瓜破霊園とともに地域を特色付けるオープンスペースとなっています。また、出戸駅から南下し大和川沿いを走る阪和貨物線の線路の風景もどこか郷愁を漂わせています。 旧集落周辺には、新しい住宅地が形成されており、霊園の南北には市営住宅・府営住宅がたくさん建設されています。 地下鉄谷町線喜連瓜破駅周辺には商業施設が集まっていて賑わいを見せていますが、大阪内環状線の西側には農地もまだ残されています。また、このまちには弥生時代から人が住んだといわれ、地域の約8割が遺跡地に指定されているように新旧のまちなみと広々とした空間が特色の歴史あるまちです。
長吉 ~新しく生まれ変わるまち~
長吉地域は、平野区の東南部に位置し、東部は八尾市に、南側は大和川に接しています。広い面積を有する地域で、平野区の中でも農地が多く残っているまちです。 地域内には、地下鉄出戸駅と長原駅があり、商業施設も比較的充実しています。しかし、地域の中央を大阪中央環状線と近畿自動車道が南北に通っていてまちが東西に分かれている形になっています。西側は、長原・出戸・川辺などの旧集落を中心とした市街地と農地で構成され、東側は旧六反集落と公営住宅、農地で構成されています。また、長吉地区では地下鉄工事の際、旧石器時代から室町時代にかけての住まいや墓、水田跡などが大量に出土した長原遺跡が発見されています。土地区画整理事業が行われるなど平野区でも特に変化が著しいまちとなっています。